「日・欧巡礼の道」展 日本編/熊野古道 写真・南川 三治郎@FUJIFILM SQUARE 1F ギャラリー「PHOTO IS」

東京ミッドタウン FUJIFILM SQUARE 1F ギャラリー「PHOTO IS」にて、南川 三治郎氏による熊野古道の写真展

被写体に思い入れのあるテーマの写真展の場合、えてして期待過剰で肩透かしをくう失敗が私の場合ママあるんだが、過剰な期待を遥かに超えるものがそこにはありました。

8inx20inという巨大なサイズの大判カメラを使い一写必中で撮られた銀塩フィルムを大伸ばしする。現代のデジカメとは対極のオソロシク贅沢な世界がそこにはある。

8inx20inのフィルムを大全紙6枚分に匹敵する巨大サイズ(横幅約2m)に伸ばした精細さは想像を絶したレベル。これだけ大伸ばししても倍率は5倍に過ぎないから粒状性は35mmライカ判を2Lに伸ばしたのと同程度、ということになる。

吉野、熊野ファンならずとも自然写真ファン、仏像ファン、銀塩写真ファン皆必見。

2階フォトサロンの

兼本延男写真展「世界自然遺産・日本最後の秘境 知床半島」

宮本宏明写真展「南アルプスの鼓動」

山本 学写真展「木」〜それぞれの居場所〜

も自然写真ファンなら見るべし。